Xジェンダーについて

ジェンダー
この記事はこんな人向けに書いています
  • Xジェンダーに興味があるけど、何なのかよくわからない人
  • 身近にXジェンダーの人がいる人
  • 自分がXジェンダーかも?と思っている人

Xジェンダーとは?

はじめまして、のこと言います。

突然ですが、みなさんは自分の性別はなんだと認識していますか?

男性女性
大抵はこの2つのどちらかですよね?

私は自分の性別に対して「Xジェンダー」と認識しています。

のこ
のこ

最近、書類などの性別を書く欄に【男性・女性・その他】というのを見たことがないでしょうか?

Xジェンダーは「その他」に当てはまります。

Xジェンダーとは簡単に言うと、
「性自認(こころの性)が男性/女性に分類されない人のこと」です。

その中には4つのタイプがあります。

  • 男性と女性の中間だと認識している人(中性)
  • 男性でも女性でもあると認識している人(両性)
  • 男性でも女性でもなく、自分に当てはまる性別はないと認識している人(無性)
  • 2つの性別の間を行ったり来たりしている人(不定性)
のこ
のこ

私は男性でも女性でもないと思っているので「無性」にあたります。

いつ知った?

私がこの情報を知ったのは社会人になってからでした。

それまでは男か女の2つの性別しか知らず、どっちつかずな自分にモヤモヤした気持ちを長年抱いていました。

自分のことがわからないと言うのは辛い状況です。

自分のことを知ることでアイデンティティが出来ていきますが、アイデンティティを確立できないままでいると、自信を失い、自己嫌悪感や無力感に陥り、自分自身で物事を主体的に選択することができなくなります。

けれど、昨今のLGBTブームも相まってそういった情報が入りやすくなったことで、自分の性別は男女どちらかに決めなくても良いんだ!ということを知って救われました。

のこ
のこ

こういったことは性的マイノリティである人にとっては誰しも経験のあることなのではないかなと思います。

あの宇多田ヒカルも

私の大好きな歌手である宇多田ヒカルさんも、少し前にノンバイナリーであると発表して話題になりました。

宇多田ヒカル「ノンバイナリー」公表とLGBT、そして“QIA+”とは | 女性自身
6月26日、宇多田ヒカル(38)がインスタライブ中に自身が「ノンバイナリー」であることを公表した。聞き慣れない言葉に、「どういう意味?」と疑問に思った人も多いだろう――。   「性別を男性・女性の二択で分類することを『ジェンダーバイナリー』と言います。『ノンバイナリー』とは、自認する『性』と『表現』に男女の枠組みをあて...

(Xジェンダーという言葉は日本独自の呼び方で、世界的には「ノンバイナリー」と呼びます。厳密に言えば異なる部分があるのですが、ここでは割愛させていただきます。)

 

私は、この発表をインスタライブでリアルタイムに聞いていて、とても胸が高鳴りました。

自分の好きな歌手が同じセクシャリティを持つことに対して嬉しく思い、
また、同じ感覚を持つからこそ好きになったのかな?とも思いました。

大きな影響力を持つ人がこうして自身のセクシャリティを公にすることで、異なるセクシャリティを持つ人がいるという事実を知らない人に知ってもらえる良い機会になります。

また、こういったことで興味を持つ人が増えていき世間の理解が広がるのだと実感しました。

ブログで取り上げようと思った経緯

私には同性のパートナーがいて、それを家族や友人にはすでにカミングアウトしています。

ゆん
ゆん

カミングアウトは緊張してたよね。

けれど、自分から積極的にXジェンダーであることまでは伝えていません。

なぜなら、急にセクシャリティの話をしても混乱したり対応に困ったりすると思うからです。

それはセクシャルマイノリティである私でも同じことで、自分以外の性の多様性を受け入れることはとても難しいことです。

 

実際に両親にカミングアウトしたとき
パートナーがいることに対しては、LGBTに関する情報を知っていたようで理解して受け入れてもらえました。

しかし、話の流れで性自認について聞かれたので

のこ
のこ

「Xジェンダーっていって、自分では男でも女でもないと思ってるよ」

と言うことを伝えると、父は理解の範囲を超えていたのか「そうかー、もはや宇宙人だな(笑)」と言っていました。

受け入れはするものの、理解はできない。という感じでした。

 

私は宇宙人と言われたことに対して、そりゃそうだよな。と思いました。

私は当事者だからこそ自分事として積極的に調べたり同じような人の意見を見聞きしていますが、それでも内容が難しかったり、自分とは違うセクシャリティを理解する事は簡単ではありません。

初めて聞いたであろう性自認のあり方に対して「宇宙人=未知の存在」だという感覚を持つことは当たり前だと思いました。

けれど、それは知らないからであって、どういったものなのかを理解していけばそういった感覚は無くなっていくはずです。

 

だから、ブログを通して少しでも理解が広がるといいなと思ったので、このブログのテーマの1つとして取り上げる事にしました。

ちなみにこのブログのタイトでもあり私の名前である「のこ」は、男の子・女の子から性別を取った「○の子」→「のこ」から名付けています。

 

この記事を読んだ人が
「性自認は男性/女性以外にもある」ということを頭の片隅に置いておいてもらえたら嬉しいです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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